農薬には入れる順番があるんです
基本的には溶けやすい順番に入れてください。
耳にしたことがある方もいると思いますが、
「テ(展着剤) ニ(乳剤) ス(水溶剤・水和剤)」 もしくは、
「テ(展着剤) ニ(乳剤) フ(フロアブル) ス(水溶剤・水和剤)」が覚えやすいです。
複数の農薬を同時に散布するとき、混合する順番によっては、農薬の効用が薄れてしまう可能性があります。効果的、効率的に農薬を散布するために混和する順番を守りましょう。
※①と⑧に展着剤が書いてありますが、お使いになっている展着剤により入れるタイミングが変わります。
入れる順番
溶けやすい順(ステップ1~8)に入れます。
泡立ちしにくい展着剤
液剤
乳剤
水溶剤
フロアブル( SCやゾル )
顆粒水和剤( WDGやDF {ドライフロアブル} )
水和剤
泡立ちしやすい展着剤
正しい順番を守ってムダなく効果の高い防除をしましょう!
フロアブル(Flowable)= SC (Suspension Concentrate)濃厚な懸濁液 = ゾル
WDG( Water Dispersible Granule )顆粒水和剤 = DF (Dry Flowable )乾いたフロアブル
※展着剤や乳剤は、ほかの農薬を溶かしやすくしてくれるので先に入れるとよいです。中には薬害が発生しやすい組み合わせもあるため、注意が必要です。
※銅剤(特にボルドー)は最初に入れてしまうと、ほかの農薬成分が分解されてしまう可能性が高いためので、最後に入れましょう。 また、農薬を希釈した後は速やかに使用して下さい。作り置きはしない方がいいです。
※フロアブルは、水和剤を微粉化した農薬原体に分散剤や界面活性剤を加えて、水で懸濁させ液体状に製剤したものなので、静置すると分離することがあります。調製前に良く振ってから使用してください。
※混和の注意点については、農薬ラベルに表示されていることもあります。散布前には農薬の注意事項はよく読んでください。
今まで気にせずに農薬入れていたのならば、参考にしていただけたら幸いです。
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