抵抗力を高める『オリゼメート®粒剤』

植物防御機構活性化剤『オリゼメート®粒剤』

株式会社MMAGより、植物防御機構活性化剤『オリゼメート®粒剤』(FRACコード:P2)が発売されております。

オリゼメート粒剤の有効成分プロベナゾールは,根から速やかに吸収され、体内へ浸透移行し植物免疫の活性化により病原菌の感染を防ぐタイプの薬剤です。耐性菌出現の可能性が低いことや環境に対して安全性が高く、低毒性の薬剤です。

特徴

  1. 世界初の植物防御機構活性化剤(Plant Defence Activator)です。植物の病害抵抗性を誘導して高い効果を示す、ユニークな作用性をもつ殺菌剤です。
  2. いもち病・白葉枯病・もみ枯細菌病・穂枯れに優れた効果を発揮します。
  3. きゅうり・レタス・キャベツ・ブロッコリー・はくさい・ねぎ等の細菌性病害に有効です。
    • (斑点細菌病・腐敗病・黒腐病・軟腐病)
  4. 効果の持続性に優れ、強い効果が長く続きます。

※効果の持続性に優れ、稲では1回の散布により散布剤の2~3回分の効果が、きゅうりでは1回の処理により散布剤の3~5回分の効果が、期待できます。

水稲

水稲栽培において、もっとも代表的といえる病害が「いもち病」です。いもち病とは、いもち病菌というカビの寄生によって発生する非常に感染力の強い病害です。

本田散布にオリゼメート粒剤を使用すると、一度の使用で約40日間効果が続きます。散布時期としては、葉いもち初発の7~10日前が望ましいとされています。

はくさい

ハクサイ軟腐病では,播種後約50 日にあたる結球期以降に発病する傾向にあるので、初期生育をオリゼメート粒剤で防除していただき、結球し始めたら散布剤を活用して防除してください。

ネギ

土寄せなどによる茎盤や葉身の展開基部に対する傷口形成が重なるにつれて,発病リスクが高まります。

【出やすい条件】
夏季の長雨、台風などの集中豪雨や雨を伴う強風、気温が高い年の初秋の長雨だと、高温・多湿条件で発生が多くなります。特に低湿地や水田転作畑は滞水しやすく被害が大きくなりやすいです。
また、強風や虫害などで傷がついた場合や、萎凋病などほかの病気に侵されている場合、病原菌が侵入しやすくなる為発生が助長されます。

  • 夏越し栽培ネギにおける軟腐病の防除対策。
  • 粒剤の残効期間から、8月下旬以降は薬効不足となる可能性が想定されます。そのため、この時期にネギが台風や長雨に遭遇すると、粒剤の散布のみでは軟腐病の多発を回避できない危険性があり、速やかな液剤の追加散布が必要になります。

葉身の展開部に水浸状の病斑を生じ、やがて内部が腐敗して、外葉から軟化、腐敗して枯死します。地下部に発生した場合は茎盤基部の一部がやや褐変して、生育不良となります。いずれの場合も特有の悪臭を放ちます。

使用上の注意事項

育苗箱施用の場合

  • 苗の上から均一に散布し、茎葉に付着した薬剤を払い落したのち十分灌水する。
  • 苗の葉がぬれている状態では使用しない(薬害)。
  • 健苗に使用し、軟弱徒長苗、むれ苗などには使用しない(薬害)。
  • 本田の代かきをていねいに行い、処理苗移植後田面が露出しないようにする(薬害)。
  • 本田移植後は湛水状態(湛水深3~5cm)を保ち、苗が活着するまで田面が露出しないようにする(薬害)。
  • 本田が砂質土壌、漏水田、未熟有機物多用田の場合には使用しない(効果・薬害)。
  • 移植後低温が続き、活着遅延が予測される時の使用はさける(薬害)。
  • 所定の使用時期、使用方法を守る(生育初期の葉の黄化、生育遅延)。

本田施用の場合

  • 湛水状態(湛水深3~5cm)でまきむらのないように均一に散布し、散布後少なくとも4~5日間はそのまま湛水状態を保ち、田面露出・水切れをさけ(薬害)、また散布後7日間は落水、かけ流しをしない。
  • 砂質土壌、漏水田、未熟有機物多用田では使用しない(効果・薬害)。
  • 予防的散布が有効で、葉いもちでは初発の7~10日前、穂いもちでは出穂の3~4週間前、白葉枯病では移植活着後(移植後7~10日)なるべく早く、出穂以降の白葉枯病、もみ枯細菌病、穂枯れ(ごま葉枯病菌)では出穂3~4週間前が使用適期である。
  • 側条施用をする場合は、粒剤が均一に散布できる施用装置を装着した田植機を使用する。

きゅうり、ピーマンに使用する場合】(薬害)

  • 健苗に使用し、幼苗、軟弱徒長苗には使用しない。
  • 植穴の土壌と十分混和する。
  • 葉縁の黄化(退色)、葉のわい化、活着遅延にともなう初期生育抑制等の薬害を生ずるおそれがある。

レタスに使用する場合】(薬害)

  • 使用方法を誤ると葉が黄化したり、生育が遅延することがある。

野菜類の細菌病、特にはくさいの軟腐病の防除に使用する場合】(効果)

  • 軟腐病が多発するおそれがある場合は、所定範囲の高薬量を用いる。9kg/10a

ねぎに使用する場合

  • 土寄せ2日前~直前、所定量の薬剤を株元散布した後土寄せを行う。
  • 有効年月内に使用する。
  • 特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。

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