『アルバリン®顆粒水溶剤』
三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社より、浸透移行型害虫防除剤(フラニコチニル系)『三井東圧アルバリン®顆粒水溶剤』(IRACコード:4A)が発売しております。
特長
- 野菜、果樹、花に多彩な使用方法がある殺虫剤。
- カメムシ類、コナカイガラムシ類、コナジラミ類、ハモグリガ、アブラムシ類など広範囲の害虫に優れた効果があります。
- 高い浸透移行性があり、速効性、残効性に優れています。
- 野菜育苗トレイへの灌注処理もできます。
カメムシ対策
- 高い殺虫効果と吸汁阻害効果を示します。
- 散布後に飛来するカメムシ被害を押さえます。
- カメムシの種類を問わず安定した効果で、混発地域で真価を発揮!だいず・えだまめにも使えます。
分類 | 種類 | 殺虫効果 | 斑点米抑制効果 |
半翅目(カメムシ類) | アカヒゲホソミドリカスミカメ | ◎ | ◎ |
アカスジカスミカメ | ◎ | ◎ | |
ホソハリカメムシ | ◎ | ◎ | |
クモヘリカメムシ | ◎ | ◎ | |
シラホシカメムシ | ◎ | ◎ | |
トゲシラホシカメムシ | ◎ | ◎ | |
オオトゲシラホシカメムシ | ◎ | ◎ | |
コバネヒョウタンナガカメムシ | ◎ | ◎ | |
ミナミアオカメムシ | ◎ | ◎ | |
半翅目(その他) | トビイロウンカ | ◎ | ― |
セジロウンカ | ◎ | ― | |
ヒメトビウンカ | ◎ | ― | |
ツマグロヨコバイ | ◎ | ― | |
りん翅目 | ニカメイチュウ | 〇 | ― |
甲虫目 | イネドロオイムシ | ◎ | ― |
イネミズゾウムシ | ◎ | ― |
ネギのネギアザミウマ・ハモグリバエ対策
ねぎを加害するネギアザミウマやネギハモグリバエには、アルバリン顆粒水溶剤の潅注処理が有効です。本剤の優れた浸透移行性により薬液が届きにくいこれら害虫にも効果を発揮します。
- 植物体内に速やかに移行した有効成分が、潜り込んだ幼虫にも効果を発揮します
- 省力的に処理できます
- 散布に比べて薬液のドリフトが抑制されます。
- 展着剤は加用しないで潅注してください。
- 処理直後の潅水は避けてください。
混用する時の注意点
- 有機リン剤どうしの混用は急性毒性が増加する場合があるので注意が必要である。
- 水和剤あるいはフロアブル剤と乳剤を混用する場合は原則として次による。
- まず乳剤の希釈液を調製し、ついで水和剤あるいはフロアブル剤を加えて混用液を調製する。
- 少量の水に乳剤と水和剤あるいはフロアブル剤を同時に加えて練ってから希釈する方法はさける。
- フロアブル剤と水和剤を混用する場合は、まずフロアブル剤の希釈液を調製し、ついで水和剤を加えて混用液を調製する。両薬剤を同時に加え、練ってから希釈することはさける。
- 水和剤あるいはフロアブル剤どうしを混用する場合は、まず 1 つの水和剤あるいはフロアブル剤の希釈液を調製した後、次の水和剤あるいはフロアブル剤を加えて混用溶液を調製する。両薬剤を同時に加え、練ってから希釈することはさける。乳剤の場合も同様である。
- 混用に当っては良好な散布薬液を得る手順についての知見や経験がある場合は、それを優先する。
使用上の注意事項
- 使用量にあわせ薬液を調製し、使いきること。
- ぶどうの幼果期から果粒肥大期の散布は果粉の溶脱のおそれがあるので使用をさけること。
- つまみ菜・間引き菜には使用しないこと。
- 本剤をセル苗に使用する際は、調製液をセル成型育苗トレイまたはペーパーポット上方から灌注すること。また、本剤が土壌に十分に吸収されないおそれがあるので処理直前や直後の灌水はさけること。なお、高温時など極度に土壌が乾燥している場合には、葉縁が退色するなど薬害を生じるおそれがあるので、本剤を処理する予定の苗は、適切な水分および温度管理に努めること。
- かんきつの苗木に用いる場合は、今期に収穫見込のない苗木に対して使用すること。なお、本剤を処理してから効果を発揮するまでにある程度の期間を要するため、対象害虫の発生前に予防的に処理すること。
- 本剤を使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落とすこと。
- 水耕栽培に使用する場合、本剤を使用した施設からの廃液をかんがい水路、排水路、河川等には絶対に流さず、適切に処理すること。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
- ミツバチ等の巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないこと。
- 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。
- 空袋は圃場などに放置せず、適切に処理すること。
- 本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。とくに適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
アグリカネショウ株式会社へのリンク
アルバリン顆粒水溶剤へのリンク
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