『じゃがいも』入荷しました
種イモを扱う時期になってきました。今年の種イモ販売が始まってます。今年は数量が若干少ないので早めに購入して頂けたらと思います。
品種 | 生育 | 形 | 肉色 | 肉質 | 収量 | 休眠 | 食べ方 |
男爵 | 中早生 | 球~扁球 | 白 | 紛 | 中 | やや長 | 粉ふきいも、ポテトサラダ、コロッケ向き |
メークイン | 中早生 | 長楕円 | 白 | 粘 | 中 | やや短 | 肉じゃが、カレー、シチュー |
キタアカリ | 早生 | 扁球 | 黄 | 紛 | 中 | やや短 | フライドポテト、ポテトサラダ、粉ふきいも |
とよしろ | 晩生 | 扁卵・扁平 | 白 | 紛 | やや多 | やや長 | フライドポテト、ポテトチップス |
とうや | 早生 | 球 | 白 | やや粘 | 多 | やや短 | シチュー、ポテトサラダ |
ホッカイコガネ | 中晩生 | 長楕円 | 淡黄 | やや粘 | 多 | 長 | ポテトフライ、シチュー |
シンシア | 中早生 | 長楕円 | 淡黄 | やや粘 | 中 | 極長 | 肉じゃが、カレー、シチュー |
インカのめざめ | 極早生 | 卵 | 濃黄 | 粘 | 少 | 極短 | 肉じゃが、ポテトサラダ |
アンデス赤 | 中晩生 | 扁球 | 黄 | 粉 | やや少 | 短 | ポテトサラダ、コロッケ |
種イモの選び方
一般的に種イモは大きいほど初期生育がよく、茎数が増え、イモ数が多くなります。種イモの重量が60g以上になるとイモの収穫量に差異はなく、1片の大きさは40~60gで十分です。Sサイズ(40~60g)は切らずに使用します。
頂部から基部にかけて切ります。切り分けたイモは2~3日風通しのよい日陰で乾かすか、草木灰や『じゃがいもシリカ』などを切り口につけて、植え付け後の腐敗を予防します。
栽培のポイント
- 栽培期間が短く、土を選ばないので作りやすい
- 栽培適温が15~20℃と冷涼な気候を好むが、霜には弱いので早植えは注意すること。(早植えする時は深植えにするかマルチを使用する)
- 切り口が乾いていないとそこから雑菌が入ってしまうので切り口を乾燥させる。もしくは、草木灰や『じゃがいもシリカ』を使用して下さい。
- 石灰のやりすぎには注意してください。pHは5.5〜6.0が目安です。pH7.0以上になるとそうか病が発生しやすくなります。(そうか病対策に『フロンサイド紛剤』を使用すると肌キレイに作れます。)
- 光にあたるとイモが緑化して品質が低下してしまうので、追肥のたびにしっかりと土寄せをすること。
※緑色になったジャガイモはソラニンを多く含むため、食中毒を起こすので食べないようにしてください。
【そうか病】表面にかさぶたのような病状
- 弱酸性~強酸性(pH5.5以下)で発生しにくいです。 微酸性~アルカリ性(pH6.5以上)では多発します。
原因である放線菌は、特にアルカリ性の土で活性化しますので、植え付ける時に土壌がアルカリ性になっていないかどうかチェックしておきましょう。
- 高温・乾燥条件で多発する。
【対策】『フロンサイド紛剤』を使用する。
【ジャガイモシリカの効果】
- 腐敗菌類の発生を防止
- 汚染土壌の改善・有害物質の吸着
- 連作・濃度傷害防止
「じゃがいもシリカ」は、科学的にも効果のある天然珪酸白土を100%原料とし、腐敗はもちろん、発芽促進効果をあわせもっています。
また、ミネラルの力で土壌を甦らせ、植物の育成を助けます。
作り方
①種イモの準備(2月下旬~3月下旬)
Sサイズは切らずにそのまま使用。Mサイズ以上は、1片が30~40gになるように切る。
②植付け(2月下旬~3月下旬)
- 2週間前に苦土石灰100g/㎡をまいてよく耕す。
- 1週間前に堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡を畑の全面にまいてよく耕し、畝を作る。
- 植穴の深さは20cmほど。
- 種イモの切り口を下側にして25~30cm間隔で植え付けていく。(靴で跡を付けると楽)
③芽かき(4月中旬~4月下旬)発芽した芽が10~15cmが芽かきのタイミング
- 植付け後、種イモからは数本の芽が出てくる。芽かきをしないとイモが小さくなってしまう。
- 芽かきは生育の良い芽を2~3本残して、他の芽をかき取る。※しっかりと土を抑えながらかき取る。
④追肥①(4月中旬~4月下旬)芽かき後に1回目の追肥
- 株元から少し離れたところに、1㎡あたり一握り(20~30g)の化成肥料を均一にばらまく。
- ばらまいた後は、外側から土を持ってくるように肥料を土で覆いながら株元に土寄せする(中耕)。
【中耕】除草を兼ねて土寄せすること。中耕は早めがよく、土壌を膨軟にし、土壌水分を適度に保ち、空気流通をよくして、肥料の分解を助け、根の発達を促します。
⑤追肥②(5月上旬~5月中旬)2回目の追肥
- 畝の片側に、1㎡あたり一握り(20~30g)の化成肥料を均一に施す。
- 外側から土を寄せるようにしながら肥料と土を混ぜ、株元を中耕する。
ポイント
- イモは上に上につくので、このタイミングの土寄せはしっかりと行うこと。
- 土寄せすると根圏が拡大し、雑草を減らし、倒伏を少なくします。また、内部の生理障害、緑化イモ、収穫作業時の傷を減らし、歩どまりを高めます。
⑥収穫(5月下旬~6月下旬)イモが肥大したら収穫(出芽後80~100日)
- 茎葉が黄色くなってきたら収穫適期。
ポイント
晴天の日に収穫します。土壌水分が多いと腐りやすいので注意します。掘り起こし後は、半日程度天日で乾かしてから拾い集めます。イモの表面を乾かすことは、付着している菌を殺菌、防除するためにも有効です。
※種イモ1kgでコンテナ1個分くらいが収穫量の目安です。
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