非選択性茎葉処理除草剤『ザクサ液剤』
三井化学クロップ&ライフソリューション株式会社より、非選択性茎葉処理除草剤『ザクサ液剤』(HRACコード:10)が発売されております。
ザクサ液剤は、薬液のかかった部分のみを枯らす除草剤なので、茎葉部にムラなくしっかりかけることが、上手に枯らすコツです。散布ムラがあると、十分に枯らすことができない時がありますので丁寧に散布してください。
特長
- 効果の早さと抑草期間
- 素早く枯らす
- しっかりと長く枯らす
- 日なたでも日陰でも、高い効果を発揮
- 水田畦畔に
- 果樹園に
- 雨でも高い効果を発揮
- 気温にかかわらず、高い効果を発揮
【効果の早さと抑草期間】
ザクサ液剤の成分は速やかに吸収され、通常1~3日程度で枯れ始め、7~14日間で枯れあがります。また、抑草期間が長く、40~50日程度抑えることができます。手刈りの場合、抑草期間が作業後20~35日程度なのに対し、ザクサ液剤の場合、作業後40~50日程度の抑草効果が認められました。除草作業時間が約2分の1で終了することが可能です。
散布水量と散布ノズルの種類
(推奨)100倍の希釈液で使用しよう。
水 6ℓ → ザクサ 60㎖
水 8ℓ → ザクサ 80㎖
水 10ℓ → ザクサ 100㎖
十分な除草効果を得るために鍵となるのが散布水量です。草丈の大きな雑草には特に水量を多くまんべんなく散布しましょう。また、少量散布ノズルとキリナシノズルでは散布水量が同じ場合、効果に大きな差は生じませんが、少量散布ノズルはキリナシノズルに比べ1.8倍の散布時間がかかることがわかりました。100~150ℓ/10a投下用の除草剤ノズルを使い、省力的に雑草を防除しましょう。
- キリナシノズルは散布液の粒子径が大きく、ドリフト(飛散)のリスクを低減できます。
- 勢いよく噴霧された粒子がお互いに当たって飛び散るため、薬液の付着性が高まります。
- 散布ムラのできやすい少量散布ノズルと比べ、ムラなく均一に散布できます。
上手に枯らすポイント
雑草全体がしっかりと濡れるように、ムラなく丁寧に散布してください。
※散布後2~5日で枯れはじめ、7~14日後には完全に枯れあがります。(散布する季節、草の種類、草の大きさによっては時間が掛かる時があります。)
【オヒシバ対策】
- 成長点のある株元までしっかり散布してください。
- 繁殖力が強いため密生します。出穂前、草丈15~20cmのタイミングでのタイミングでの散布が効果的です。
- 草丈が大きくなっている時は、草刈り機で刈り込んだ後、新芽が出始めたタイミングで使用すると効果的です。
使用上の注意
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
- 散布直後の降雨は、効果を減ずるので、天候をよく見きわめてから散布すること。
- 本剤は雑草の生育期に有効であるが、雑草が大きくなりすぎると効果が劣るので、草丈30cm程度を目安に時期を失しないように、薬液が雑草全体によく付着するようにていねいに散布すること。
- 植物に薬液が付着すると薬害を生じるので散布液が付近の農作物、樹木の茎葉に飛散しないように散布すること。特に野菜類の生育期畦間散布で使用する場合は作物にかからないように十分注意して散布すること。
- 茶(幼木)に使用するときは樹高30cm以上、雑草の草丈20 cm以下で処理すること。処理当年には摘採しないこと。薬液が付着した茶葉には黄化、褐変、落葉などの症状を生じることがあるので、噴口を低くして芽や新葉にかからないように注意して散布すること。
- アスパラガスの立茎栽培で使用する場合は、萌芽している若茎に薬害を生じるおそれがあるので、散布後新たに萌芽した若茎を用いて立茎することが望ましい。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
- 散布液を調製した容器及び散布器具は使用後十分に洗っておくこと。
- 散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理すること。
- 本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。特に適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分に確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
ザクサ液剤へのリンク
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