水田畦畔除草剤『カーメックス®顆粒水和剤』

コケ類にも『カーメックス®顆粒水和剤』

丸和バイオケミカル株式会社より、水田雑草管理の省力化・コケ類にも効く『カーメックス®顆粒水和剤』(HRACコード:C2)が発売されております。

100g
300g

※『カーメックス顆粒水和剤』は非ホルモン型、移行性の除草剤で光合成を阻害することにより、遅効的ながらも強い殺草力を発揮し、主要な一年生雑草の発生を長期間にわたり抑制します。

特長

  • 尿素系、非ホルモン型移行性の茎葉兼土壌処理剤です。有効成分は主に根部から吸収されて、発芽直後あるいは生育期の茎葉に蒸散流に乗って移行し、光合成阻害作用によって枯死させます。
  • 非選択性の除草剤で、幅広い一年生雑草に殺草力を示します。
  • 雑草の発生前から生育初期の散布で、雑草の発生抑制および枯殺効果を示します。
  • 土壌中の移動性が小さく、周辺作物への薬害が少ない特長があります。
  • 長期間にわたり効果が持続します。
  • 雑草の発芽後は根部吸収による効果は期待できませんが、除草剤用展着剤(サーファクタント 30 または WK 等)の加用により、茎葉部吸収を促進し雑草が枯死に至ります。

※一年生のイネ科雑草から広葉雑草まで幅広い草種に対して効果がありますが、一部のキク科雑草、イネ科雑草及び多年生雑草には、効果が弱い傾向にあります。(登録の適用雑草は一年生雑草です)

使用時に注意すべきポイント

  1. 農作物(水稲)に接近して散布するので、散布液が飛散して農作物にかからないよう十分に注意して下さい。水稲への飛散防止のため、除草剤用のドリフト低減ノズルを使用し、散布カバーを装着するとより安心して散布できます。
  2. 塗り畦に使用する場合、畦塗り直後で畦が濡れているときは、水田に流入して薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  3. 内のり(右写真赤枠内)に散布する場合、田面まで薬液が飛散すると、水稲に影響が出るおそれがあるので十分に注意して散布してください。
  4. 散布液が水田に流入するおそれがあるところでは使用しないでください。
    とくに透水性の大きな畦畔、砂質土では完全に除草すると、畦が崩れたり、散布液が水田に流入し、水稲に薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  5. 翌年に移動する畦、又は崩して水田にする畦畔には使用しないでください(例:手畔)。
  6. カーメックス顆粒水和剤の対象雑草は「一年生雑草」です。散布予定場所に多年生雑草が多い場合には、多年生雑草に登録を持つ茎葉処理除草剤との同時処理または体系処理で使用してください。

長く効かせるポイント

  • カーメックス顆粒水和剤300g/水100ℓを畦畔面積10aなるべくムラが出ないよう均一に散布する。
  • 雑草茎葉散布の場合は、雑草の大きさや密度に応じて、散布液量を適宜増減し、茎葉が十分濡れるように散布してください。
  • 畦畔が適度に湿っている時に散布する(極端に乾いている時には散布しない)。
  • 雑草が大きくなっていたり、多年生雑草が多く発生している場合はザクサ液剤やバスタ液剤等の茎葉処理剤と同時に処理する。
  • 攪拌時にしっかりかき混ぜ、粒状が解けた事を確認する必要があります。(直接タンクに投入すると溶け切らずに残っている場合がありますので注意。)
  • また、農薬を調製してから散布するまでに少し時間が経過した場合は、散布直前に再度攪拌してください。

ゼニゴケへの使用方法

コケ類に対しては10aあたり200~400gを25~100Lの水に希釈(10㎡あたりり2~4gを0.25~1Lの水に希釈)して均一に散布してください。なお、水量50L/10a以下で使用する場合は展着剤を加用して下さい。

畦畔処理での散布適用例

散布適期例① ⇒ 草刈の回数削減を目的として
         畦塗り後~水稲移植後 1 か月以内
     ●雑草の発生初期(発生揃期まで)の場合、単用処理
     ●雑草生育期、または多年生雑草が優占する場合、茎葉処理剤との同時処理
散布適期例② ⇒ カメムシの潜む場所の除去を目的として
         出穂期から逆算して 1 ~ 2 か月前
     ●草刈り後の茎葉処理剤との同時処理が有効!!

この時期に畦畔雑草の発生を抑えておくことにより、畦畔が斑点米カメムシの温床となるのを防ぎ、本田に飛び込む斑点米カメムシの密度低下を図れます。
※上記の2時期はあくまでメーカーが推奨している散布適期例なので、作業スケジュールとの兼ね合い等を考えて、散布する時期を決めて頂いても特に問題ありません。

注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 雑草茎葉散布の場合は、雑草の大きさや密度に応じて、散布液量を適宜増減し、茎葉が十分濡れるように散布してください。
  • 雑草茎葉散布の場合は、さとうきび、飼料用さとうきびに使用する場合は雑草の草丈が15cm以下、みかんに使用する場合は雑草の草丈が20cm以下の時期に散布してください。尚、気温の高い時期(20 ℃以上)の散布が効果的です。
  • 散布液調製後は、そのまま放置せず、できるだけ速やかに散布してください。
  • 植付覆土後に使用する場合は、覆土はできるだけ細かく砕いた土を用い、均一厚めに行ってください。
  • 砂質で水はけのよい圃場や、激しい降雨の予想される場合は、薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
  • みかんに対しては、定植後2年以上経過してから使用してください。又、作物の根が露出している場合には使用をさけてください。
  • 作物の茎葉にかからないように注意して散布してください。
  • 希釈水量50L/10a以下で散布する場合は、少量散布用ノズルを用いて、雑草の葉面又は土壌に均一に散布してください。
  • 樹木等のコケ類に希釈水量50L/10a以下で使用する際は展着剤を加用してください。
  • 水田畦畔に使用する場合は、下記の事項に注意してください。
    • 農作物(水稲)に接近して散布するので、散布液が飛散して農作物にかからないように十分注意してください。
    • 塗り畦に使用する場合、畦塗り直後で畦が濡れているときは、水田に流入して薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
    • 散布液が水田に流入するおそれがあるところでは使用しないでください。とくに透水性の大きな畦畔、砂質土では完全に除草すると、畦が崩れたり、散布液が水田に流入し、水稲に薬害を生じるおそれがあるので使用しないでください。
    • 翌年に移動する畦、又は崩して水田にする畦には使用しないでください。
    • 雑草発生揃期に使用する際は展着剤を加用してください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 使用後の容器や散布器具は必ず水で十分洗っておいてください。
  • 散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さず、容器、空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意してください。
    • 激しい降雨の予想される場合は使用をさけてください。
    • 散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって、有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布してください。
    • 水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
  • 誤飲、誤食などのないよう注意してください。
  • 本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
  • 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。散布液を吸い込んだり、多量に浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをしてください。
  • 公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払ってください。
  • 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
  • 火災時は、適切な保護具を着用し消火剤等で消火に努めてください。
  • 漏出時は、保護具を着用し掃き取り回収してください。
  • 移送取扱いは、ていねいに行ってください。

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