べと病・疫病防除に『ホライズン®ドライフロアブル』

べと病・疫病用殺菌剤『ホライズン®ドライフロアブル』

日産化学株式会社より、長期の予防効果と治病効果を合わせ持つべと病・疫病用殺菌剤『ホライズン®ドライフロアブル』(FRACコード:27、11)が発売されております。

「シモキサニル」(FRACコード:27)・・・散布後速やかに葉の内部に吸収される。(治病効果)

「ファモサキドン」(FRACコード:11)・・・葉面のクチクラ層に強く固着されるため、降雨の影響を受けにくく、安定した効果を発揮する。(長期の予防効果)

※ブロッコリーの黒すす病に適用拡大しました。

特長

  • 予防効果の高いファモキサドンと感染直後の治病効果に優れるシモキサニルの混合剤なので、べと病・疫病に安定した効果を発揮します。
  • 感染直後の散布でも有効であるため、感染機会が多い重要防除時期に適した殺菌剤です。
  • 薬液の調製が容易で、また収穫物に対する汚れが少ないドライフロアブル製剤です。
  • 降雨の影響を受けにくい

シモキサニルは散布後速やかに葉面内に吸収され、またファモキサドンは葉の表面のクチクラ層に強く固着されるため、両性分ともに降雨の影響を受けにくい薬剤です。このため、ホライズン ドライフロアブルは降雨が断続的に続くような不順な天候の場合でも、比較的安定した防除効果を期待することができます。

  • 収穫物に対する汚れが少ない

細かく均一に付着するように製剤に工夫が凝らされていますので、収穫物への汚れが少なくなっています。

べと病・疫病防除のポイント

べと病・疫病は病気の進展が早く、蔓延してからの防除では効果が劣る場合がありますので、以下の点に留意してください。

  • 散布適期は発病前〜発病初期(圃場の一部に発病を認めた時)です。
  • 雨、日照不足が続く時は感染の危険時期なので散布を開始してください。
  • その他これまでの経験上病気が出そうな時期に散布してください。

ばれいしょの塊茎腐敗にも有効

なすの褐色腐敗病

ホライズンドライフロアブルは、なすの褐色腐敗病での登録があります。

褐色腐敗病は疫病菌(生育適温は28~30℃で、気温の高い条件下で被害が発生する。)の一種で、露地栽培で被害が多いです。果実、茎、地際部に発生し、はじめ凹んだ褐色の病斑をつくり、拡大して果実の表面が茶色~褐色になって腐敗する。腐敗した果実表面には、白色粉状のかびを生じる。のちにかびは密に発生し、灰色~灰褐色のビードロ状となるのが特徴です。

病原菌は前年の被害植物と一緒に土中に残って越年し、翌年ナスなどを植えるとそこで感染、発病します。高温多湿を好み雨水でも伝搬しますので排水不良の畑などで梅雨時、秋雨時期、台風通過後に発生しやすいです。降雨後は特に薬剤散布で予防に努めてください。

【対策】

  • 罹病果の早期発見に努め、見つけた場合は速やかに除去して薬剤散布を行う。
  • 被害枝葉および果実は伝染源となるので、早期に圃場外へ持ち出して処分する。※通路に捨てておかない。
  • 病原菌は水によって伝染するため、圃場及び畝上の排水を良くし、敷きわらマルチや防草シート等によって降雨による泥はね伝染を回避する。
  • 多湿環境下での発生が多いので、密植栽培を避けるなど圃場の風通しを良くする。
  • 圃場の被害発生圃場では例年発生する恐れがあるので注意する。
  • 多肥にし過ぎない。
  • 降雨後に薬剤による予防を徹底する。

効果・薬害等の注意

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 石灰硫黄合剤やボルドー液等アルカリ性農薬との混用はさけてください。
  • 散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節してください。
  • 散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。
  • 本剤を無人ヘリコプターで散布する場合は次の注意を守ってください。
    1. 散布液の飛散によって桑及び自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意してください。
    2. 水源池、飲料用水、養殖池、養魚田等に本剤が飛散流入しないように十分注意してください。
    3. 散布は各散布機種の散布基準に従って実施してください。
    4. 少量散布には微量散布装置以外の散布器具は使用しないでください。
    5. 散布は散布機種に適合した散布装置を使用してください。
    6. 散布中薬液が漏れないように機体の散布用配管その他装置の十分な点検を行ってください。
    7. 作業終了後は次の項目を守ってください。
      • 使用後の空の容器は放置せず、適切に処理してください。
      • 機体散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理してください。
  • ぶどうで使用する場合、無袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降、有袋栽培は果実肥大中期(あずき大)以降袋かけ前までの散布では、果粉の溶脱が生じることがあるので十分注意してください。
  • はくさいに使用する場合、黄芯系品種には薬害を生じる場合があるので注意してください。特に大福系品種には薬害を生じるので使用をさけてください。
  • ばれいしょに対して希釈倍数400倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用してください。
  • 蚕に対して影響があるので、付近に桑園がある場合にはかからないように注意して散布してください。
  • 使用残りの薬液や薬液タンクの洗浄廃液は放置せず、速やかに安全な場所に処理してください。
  • 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けてください。

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