アザミウマ類に『ファインセーブ®フロアブル』

アザミウマ類・タバココナジラミ類に『ファインセーブ®フロアブル』

日本化薬株式会社より、既存剤に対して感受性が低下した害虫(アザミウマ類・タバココナジラミ、コナガ等)に対して高い防除効果を示す『ファインセーブ®フロアブル』(IRACコード:34)が発売されております。 【医薬用外劇物】

新規作用機作で既存剤低感受性害虫に有効でウイルス病の被害軽減効果が期待できます。

特徴

  • アザミウマ類に特効的で、極めて高い速効性と優れた残効性をもちます。
    サビダニ類にも高い効果があり、タバココナジラミ類、小型のチョウ目害虫にも有効です。
  • 極めて高い速効性、耐雨性、優れた残効性を示します。
  • 新規作用機作で、既存剤に感受性の低下した害虫にも効果が期待できます。             ミトコンドリア電子伝達系複合体Ⅲ Qiを阻害します。
  • 天敵、有用昆虫に対して影響の小さい剤です(ミツバチ、マルハナバチ、カブリダニ類等)。

ネギ・タマネギ・ニラ・アスパラガス 等

  • 耐雨性を活かしたアザミウマ類防除に
  • ローテーション防除の一剤として
    • ウイルス病の被害を軽減する効果を期待
  • 2週間の残効を期待

アブラナ科野菜(はくさい・キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー 等)

  • 耐雨性を活かしたコナガ防除に
  • 低感受性コナガ対策に
  • アオムシ・アザミウマ類も同時防除
  • ローテーション防除の一剤として
  • 2週間の残効を期待

※1,000倍希釈で使用した場合、コナガの殺卵効果も期待できますが、大型チョウ目(オオタバコガ・ハスモンヨトウ 等)には期待できないので注意が必要です。

イチゴ

※有用昆虫(天敵)であるミツバチ、マルハナバチ、カブリダニ類に対する影響が極めて小さいので、天敵放飼時に使えるアザミウマ剤としてIPM体系に組み込んで活用することが出来ます。

果菜類(なす・トマト・ミニトマト・すいか・いちご 等)

  • カブリダニ類・寄生蜂導入時のアザミウマ対策に
  • タバココナジラミ類・トマトサビダニも同時防除
  • 訪花昆虫に影響が小さく、散布翌日から放飼可能
  • 2週間の残効を期待
  • 浸達性・浸透移行性がないのでていねいに散布

近年全国各地でタバココナジラミと,これにより媒介されるウイルス病が問題となっています。同じ系統の薬剤の連用・多用は避け、ローテーション防除を行ってください。

※トマト栽培で問題(黄化葉巻病)となるタバココナジラミには、バイオタイプBとQが存在し、特にQでは薬剤抵抗性の発達が問題となっています。
【タバココナジラミの被害】                                          ・トマト黄化葉巻病を引き起こすウイルスを媒介し被害拡大に繋がる。                           ・着色異常果や成虫や幼虫の排泄に黒色のカビが生え、すす病を引き起こす。
・トマト黄化葉巻病が発病すると、株全体が萎縮し、収量を大きく低下させる。

使用上の注意

  1. 使用直前に、容器をよく振ること。
  2. 本剤は植物体への浸透移行性がないので、かけむらのないように葉の表裏に十分散布すること。
  3. 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
  4. 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

日本化薬株式会社へのリンク

ファインセーブ®フロアブルへのリンク

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