うどんこ病防除に『ショウチノスケ®フロアブル』
OATアグリオ株式会社より、うどんこ病に優れた防除効果を発揮する新規殺菌剤『ショウチノスケ®フロアブル』(FRACコード:9+U13)が発売されております。
【特長】
・2成分の混合により各作物のうどんこ病に対して高い効果を示します。
フルチアニル(ガッテン乳剤の主成分)+メパニピリム(フルピカフロアブルの主成分)の混合剤
・フルチアニルの作用により予防効果に優れ、また病斑拡大抑制作用、分生子形成および分生子遊離阻害作用により2次感染(病気の拡大)を遮断します。
・メパニピリムの作用により発芽管の伸張や付着器の形成を阻害します。
・優れた浸達性を有し、葉の表裏の病害を防除します。
・既存剤に感受性の低下したうどんこ病菌に対しても安定した効果を発揮します。また作用点の異なる成分を含有することにより、薬剤耐性うどんこ病菌発達のリスクを抑えます。
・有用生物や天敵に対する影響が小さく、IPM体系(総合的病害虫管理)に有用な資材として使用できます。
【うどんこ病の特性】
カビが原因で葉の表面や茎にうどん粉をまぶしたような白色の斑点が出ます。
胞子が風などによって運ばれたり、潅水時の泥の跳ね返りで菌が株に付着することが発生の原因となります。冷涼で乾燥した気候が続くと発生しやすくなります。発生時期は4月~10月で発病適温は15~28℃です。
ウリ科(キュウリ、カボチャ、メロンなど)、イチゴ、トマト、ナスなどで発生しやすく、始めは葉の裏面に白い斑点が現れて、症状が進むにつれて葉全体に広がっていき、茎にも蔓延していきます。果実やへたの部分にも発生します。うどんこ病をそのまま放っておくと、葉の光合成が妨げられ、株を弱らせてしまいます。
【うどんこ病の予防】
・老化した葉が伝染源となるので、老葉を取り除いて通風を良くする。
・子葉や下位葉の裏面から発生し始めるので、葉の裏面をよく観察して初発時に速やかに薬剤散布をできるようにする。
・マルチを張るなど、潅水時の泥の跳ね返りを防ぐ。
・乾燥すると発生しやすくなるので適量の水を散布する。
【発病した場合】
・症状が軽いときは、発病した葉を早急に取り除き、周辺の葉や雑草も除去する。薬剤を散布するときは葉の表裏に丁寧に散布する。
・株全体に広がってしまっている場合は治療剤を使用するか農薬を使用しない場合は株を取り除き広がるのを防ぐ。
※うどんこ病は広がってしまってからでは難防除です。展着剤を添加して葉の表裏にしっかりと洗い流すように散布してください。
製造・販売元OATアグリオ株式会社 へのリンク
ショウチノスケフロアブルへのリンク
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