コナダニ防除にベイト剤『サンケイ コテツ®ベイト』
BASFジャパン株式会社より、難防除害虫ホウレンソウケナガコナダニに卓効な『コテツ®ベイト』(IRACコード:13)が発売されております。
ベイト剤なので、土壌表層からほうれんそうの株へ移動するコナダニを誘引し、本剤を摂食することによる食毒作用で効果を発揮します。食毒により高い活性を示します。
誘因効果により本剤に向かいます
本剤にコナダニが群がる様子
特徴
- ホウレンソウケナガコナダニに優れた活性
有効成分のクロルフェナピルがケナガコナダニに対して優れた活性を示します。 - 誘引・摂食による食毒作用で防除
土壌表層に生息するケナガコナダニを薬剤(ベイト)におびき寄せ、摂食させることで効果的に防除できます。
土壌表面散布なので、ホウレンソウケナガコナダニの生育深度に近く、効率的に防除することができます。 - 薬剤の処理が簡便で使いやすい
土壌表面に散布するだけでよいので、混和する必要がなく、簡便に処理することができます。
また、連棟ハウス等で生育段階ごとに栽培している場合、土壌くん蒸剤(本種防除目的)が使用できなかったり、収穫前に薬剤のドリフトの懸念が考えられる場面で使いやすい薬剤です。 - 優れた残効性
本剤は、は種時~2葉期にかけて全面土壌散布することで長期間被害を抑制することができます。
作物名 | 適用病害虫名 | 使用量 | 使用時期 | 本剤の 使用回数 | 使用方法 | クロルフェナビルを含む農薬 の総使用回数 |
ほうれんそう | ホウレンソウ ケナガコナダニ | 3〜6kg/10a | 播種時〜2葉期まで 但し、収穫14日前まで | 1回 | 全面土壌散布 | 1回 |
上手な使い方
- コテツベイトの使用時期としては、は種~本葉2葉展開期まで使用できます。但し、は種時の散布も効果はありますが、ケナガコナダニの生態面より、最も効果が期待されるのは子葉期~2葉期の処理です。
- 登録上の使用量は3~6㎏/10aですが、前作で被害が多発した圃場では効果の安定性から6㎏/10aの処理をおすすめします。
- 土壌表面に均一になるように散布してください。なお、作物の上から散布しても問題ありません。土壌と混和しないでください。
- 施設栽培における灌水による効果への影響はほとんど認められませんので、通常通り灌水管理をして問題ありません。
- は種作業により土壌中に薬剤が埋まってしまうと本来の効果が十分発揮されない可能性があるので、は種時に処理を行う場合は土壌の表面に薬剤が分布するよう全面土壌散布してください。
使用上の注意事項
- 使用量に合わせ秤量し、使い切ってください。
- 所定量の薬剤を圃場全体に均一に散布してください。
- ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをおすすめします。
散布方法のご紹介
誘引されるケナガコナダニ
群がるケナガコナダニ
BASFジャパン株式会社へのリンク
サンケイコテツ®ベイトへのリンク
コテツベイト(コテツベイトに誘引されるケナガコナダニ)YouTube
コテツベイト(コテツベイトに群がるケナガコナダニ)YouTube
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