耐性菌リスク低減『アミスターオプティ®フロアブル』

安定した効果を発揮『アミスターオプティ®フロアブル』

シンジェンタジャパン株式会社より、アゾキシストロビンとTPNの2つの有効成分を含む『アミスターオプティ®フロアブル』(FRACコード:11,M5)が発売されております。

特長

  • トマトの葉かび病、きゅうりの褐斑病、なすのすすかび病、メロン・すいかのつる枯病、ピーマンの斑点病、にんじんの黒葉枯病、ねぎのさび病に優れた効果を発揮します。
  • 殺菌スペクトラムが広いので他の病害も同時防除できます。
  • 作物に汚れが残りにくいフロアブル製剤です。

上手な使い方

  • 予防に重点を置いて病害発生前からの予防散布を心がけましょう。
    • 耕種的防除を実施し、薬害の発生要因を減らすことにより、薬剤の散布回数を減らす。
    • 予防防除を徹底し、発病後の薬剤の使用回数を減らす。
  • 他の異なる作用の薬剤とのローテーション散布を心がけましょう。
    • 同一系統の薬剤散布を繰り返さず、作用機構の異なる薬剤を散布する。
  • 高温多湿時の散布はさけ、特に施設栽培においては換気等を十分に行ない施設内の湿度を下げましょう。
    • 耐性菌発達防止を目的とした混合剤を活用する。

薬害について

主に、高温・多湿などの栽培環境によって、薬害の発生が助長されます。また、薬液が乾きずらい環境下でも薬害の発生が助長されます。

※葉面散布剤を混用して使用する際は、作物に吸収しやすくなっているために助長する可能性がありますので混用する際は十分に理解して使用してください。

※浸透性を高める展着剤を加用すると有効成分の吸収を助長するため作物によっては薬害を生じる場合があります

使用時期にも注意

作物の幼苗期は薬剤の感受性が高くなっており、薬害リスクが高いです。育苗期・幼苗期・軟弱徒長苗の散布は避け、生育中期〜収穫期の病害予防剤として活用してください。

薬害を未然に防ぐためには、高温多湿条件下での散布を控え散布した薬液を速やかに乾かす(ドライバー、まくぴか等の伸び広がりのよい展着剤を使用する)ことで、薬害のリスクを低減できます。

使用上の注意

  • 使用前に容器をよく振ってから本剤の所要量を所定量の水にうすめ、よくかき混ぜてから散布してください。
  • 浸透性を高める効果のある展着剤を混用すると薬害を生じる場合がありますので、展着剤混用に当っては事前にその適否を確認してください。
  • ストレプトマイシン剤及びホセチル剤を混用する場合、必ず本剤を先に所定の濃度に希釈してからそれぞれの剤を加えてください。
  • りんごの一部品種(あかね、旭、ガラ、きざし、モーリーズデリシャス、ラリタン等)では、葉にネクロシス(褐変)や落葉、また果実にはさび果や落果を伴う品種特有の激しい薬害が生じるので、飛散(ドリフト)等により散布液がかからないよう十分注意してください。
    また、本剤を使用した散布器具及び希釈液タンクを用いて、りんごのこれら品種には散布しないでください。
  • 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
  • 耐性菌の出現を防ぐため、過度の連用をさけ、なるべく作用性の異なる薬剤と組み合わせ輪番で使用してください。
  • 使用液量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。

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