灰色かび病・うどんこ病に高い予防効果を発揮『インプレッションクリア』
出光アグリ株式会社より、納豆菌の仲間であるバチルス菌の力を利用した微生物殺菌剤『インプレッションクリア』(FRACコード:BM)が発売されております。
『インプレッションクリア』は自然界に普遍的に生息する細菌バチルス アミロリクエファシエンスAT-332株の生芽胞(5×10⁹CFU/g)を有効成分とする微生物殺菌剤です。
※インプレッションクリアは株式会社エス・ディー・エス バイオテックの登録商標です。
特長
- 本剤は、植物の根圏土壌から分離した安全性の高い有用細菌(バチルス アミロリクエファシエンスAT-332株)を有効成分とする微生物防除剤です。
- 野菜類・豆類(種実)・いも類のうどんこ病、灰色かび病に対し防除(予防)効果を発揮します。
- 汚れが少なく、収穫期にも安心して使えます。
- 発病前に散布することで、本剤の有効成分が作物体上に病原菌より先に住み着き、生息場所と栄養分を先に占有することで、後から来る病原菌の感染を防ぎます。
- 薬剤耐性菌に対しても同様の予防効果があります。化学殺菌剤と体系を組み散布することで、薬剤耐性菌の発達を抑えることができます。
- 薬剤抵抗性発達の可能性が低く、多くの化学薬剤と混用可能です。
- マルハナバチ、ミツバチ、天敵昆虫に影響が少ない剤です。
- 使用回数に制限がなく、農薬成分としてカウントされませんので、特別栽培(JAS認証有機栽培)などに適しています。
- 常温で長期間の保存(有効期限3年)が可能です。
散布汚れ
インプレッションクリアは汚れが少ないので、収穫期にも安心して使用することができます。
使用ポイント
- 『インプレッションクリア』を散布するとバチルス菌が植物の表面に定着し、病原菌の侵入をブロックします。発病前の早めからの散布が基本です。育苗期や定植後活着直後から散布を開始すれば、他病害の感染前に本剤を定着させることができます。但し、感染が疑われる場合は、治療効果のある化学農薬で一旦防除します。
- 残効は7~10日程度のため、本間隔での散布がお勧めです。但し、夏場のキュウリ等、展葉速度の速い場合は、散布間隔を短くしてください。また、散布後雨が降った場合は、再散布をしてください。ローテーションの1剤として1~2回/月の散布でも、残効期間中は高い防除(予防)効果が期待でき、且つ化学農薬の抵抗性回避の面でもメリットがあります。
- 生育温度は10~50℃、最適生育温度は25~35℃です。一時的に10℃未満になっても、温度が上がれば、効果が期待できます。
※予防散布で、バチルス菌の定着・増殖をすると、病原菌の侵入を防ぐことができます。病気が出てから騒ぐではなく、出ないように先回りしてください。
効果・薬害等の注意
- 本剤の有効成分は生菌であるので、散布液調製後はそのまま放置せず、できるだけ速やかに散布する。また、開封後は密封して保管し、できるだけ早く使い切る。
- 本剤の所定量に少量の水を加えてかき混ぜ、その後所定量となるよう水を加え十分攪拌してから散布する。
- 本剤は吸湿すると固化したり、効果が低下したりすることがあるので、貯蔵に当っては湿気に注意し、特に使用残りの薬剤は密封して乾燥した冷暗所に貯蔵する。
- 本剤は保護作用が強く予防効果が主体なので、発病前から発病初期に 7 ~ 10 日間隔で数回散布する。
- おうとうに使用する場合は、着色期以降の散布は果実に汚れを生じるおそれがあるので注意する。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
製造 株式会社エス・ディー・エスバイオテックへのリンク
販売 出光アグリ株式会社へのリンク
インプレッションクリアへのリンク
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