登録作物70種以上『アディオン®乳剤』
住友化学株式会社より、果樹や野菜等の幅広い害虫に対して、速効的な殺虫効果を発揮する『アディオン®乳剤』(IRACコード:3A)が発売されております。
合成ピレスロイドは、虫体への直接的接触により「異常興奮」「興奮伝達の抑制」が起こり、けいれん・麻痺に陥り、死に至ります。
<適用拡大内容(抜粋)>令和4年2月9日付け
「非結球レタス(リーフレタス除く)」と「リーフレタス」を統合して、「非結球レタス」に。 収穫3日前まで⇒収穫前日まで。
使いやすくなりましたので、直前の散布の選択肢に入れてもよいと思います。
特徴
- 幅広い殺虫スペクトラム 水和剤・乳剤は野菜のオンシツコナジラミ、ミナミキイロアザミウマ、アブラムシ類に、水和剤は果樹のカメムシ類、シンクイムシ類、ハマキムシ類など各種作物の幅広い主要害虫に高い防除効果を発揮します。
- 優れた速効性と残効 性接触作用により高い殺虫効果、優れた速効性を発揮。また、耐雨性が高いことから、残効性にも優れています。
- 抵抗性害虫にも高い効果 有機リン系やカーバメート系といった神経系に作用する薬剤の抵抗性害虫にも高い効果を発揮します。
- 収穫前日登録 水和剤はりんご・なし・ももなど、乳剤はなす・トマト・いちごなどに収穫前日登録があます。
上手な使い方
- 害虫の発生初期をねらいます ・残効性を生かして害虫の発生初期(巻葉前、食入前、低密度時など)の防除を行うとより効果的です。
- ローテーション散布を行います ・本剤のようなピレストロイド系薬剤の過度の連用をさけ、各地域の防除基準や防除暦に沿って他系統殺虫剤との体系防除を行ってください。
- 均一に散布します ・本剤は、接触毒により効果を示しますので、薬剤のかかりにくい葉裏、下葉などにもムラなく散布してください。なお、食入した幼虫には効果が劣ります。
- ボルドー液との混用方法 ・ボルドー液と混用する場合には、直接混合すると凝集するので、本剤の原液を予め少量(20倍程度)の水で希釈後、ボルドー液に加えてよく攪拌してください。
「ハクサイダニ」の防除
乾燥が続いたり、前作の残渣があるといつの間にか発生している「ハクサイダニ」。主に、12月頃~5月頃に発生することが多いです。
アディオンは「ハクサイダニ」に効きます。
「ハクサイダニ」と名前がついているが、春菊、ほうれん草、小松菜、レタス、ねぎ等ハクサイ以外にも付きます。
被害株は、葉の汁を吸い葉が白っぽくなって枯れ、最後は株全体が枯死する。
体長0.8mm程度で、黒い丸々した体に4対の赤い脚が生えているのが特徴です。
アブラムシと比べると動きが早いです。
使用上の注意
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切る。
- 本剤のかんきつ、茶での散布は、場合によりハダニ類が増えることがあるので注意する。
- ねぎのシロイチモジヨトウの防除に使用する場合は、食入前の若令幼虫期に散布する。
- 本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意を守る。
- 散布は各散布機種の散布基準に従って実施する。
- 無人航空機による散布にあっては散布機種に適合した散布装置を使用する。
- 散布中薬液の漏れないように機体の散布用配管その他散布装置の十分な点検を行う。
- 特定の農薬(混用可能が確認されているもの)を除いて原則として他の農薬との混用は行わない。
- 作業終了後は次の項目を守る。
- 使用後の空の容器は放置せず、適切に処理する。
- 使用残りの薬液は必ず安全な場所に責任者をきめて保管する。
- 機体散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理する。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。 なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
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