病害防除の予防薬剤『キノンドー®フロアブル』
アグロ カネショウ株式会社より、有機銅剤『キノンドー®フロアブル』(FRACコード:M1)が発売されております。
特長
- 農作物の汚れが少なく、目立ちません。(キノンドー水和剤に比べて)
- 水によくなじみ散布液の調製が簡便です。
- ボトルの液ギレがよく、内容量がすぐにわかります。
- 耐性菌が生じにくいです。
- 薬害の心配が少ない有機銅製剤です。ボルドー液、無機銅剤の使えない時期でも使用できます。
※作物によっては収穫前日数が長いので、使用する際は使用時期の確認をするようにしてください。
散布のポイント
細菌病は予防的に散布するのが防除のコツです。
病害の発生前〜発生初期に基本防除剤として定期的に予防散布を心掛けましょう。
※はくさい、レタス、キャベツの軟腐病、キャベツの黒腐病などの細菌性病害防除に使用する場合、発病後の散布では効果が劣ることがあるので、発病前~発病初期から予防的に散布することが重要になります。
効果・薬害等の注意
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切る。
- 使用直前に容器をよくふって薬剤を均一にする。
- 石灰硫黄合剤、水和硫黄剤等との混用はさける。
- 本剤は病害の多発時の使用では効果が劣る場合があるので病害の発生の多くならないうちに発生初期から 1~2週間おきに予防的に散布する。
- 本剤をりんごの病害防除に使用する場合は、サビ果の発生を多くすることがあるので、落花直後から落花 20日頃までの使用はさける。また樹勢の良くない状態などで連続散布すると生理落葉を助長することがあるので注意する。特にゴールデン及びゴールデンからの育成品種では注意する。
- キャベツの黒腐病、はくさいの軟腐病、レタスの軟腐病・斑点細菌病・腐敗病、きゅうり・メロンの斑点細菌病などの細菌性病害防除に使用する場合、発病後の散布では効果が劣るので発病前~発病初期から予防的に散布する。
- ぶどうのべと病に対しては、多発時には効果が不十分な場合もあるので、なるべく発生初期に予防的に散布する。なお、ぶどうでは果実肥大期(あずき粒大)以降の散布は、サビ果や果房の汚れを生じるおそれがあるので、無袋栽培ではこの時期以降の散布はさける。
- かきに使用する場合、果実に薬害を生じるおそれがあるので、着色期以降の散布はさける。
- シクラメンの葉腐細菌病に使用する場合は、葉柄基部に散布する。また、薬液による汚れが生じるので、葉及び花弁にかからないように注意する。炭疽病に使用する場合は、薬液全面散布によって葉及び花弁に汚れの生じる場合があるので、出荷直前の散布をさける。
- 蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにする。
- 本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意する。特に適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
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