微生物殺菌剤『マスターピース®水和剤』

細菌性病害の総合防除『マスターピース®水和剤』

株式会社ニッソーグリーンより、軟腐病、黒斑細菌病、斑点細菌病、腐敗病などの細菌性病害に生物殺菌剤 『マスターピース®水和剤』(FRACコード:NC)が発売されております。

有効年数:冷蔵(4℃以下)4年常温(25℃)1年

生きた微生物(シュードモナス・ロデシア)が「バイオフィルム」を形成し、植物の負傷箇所を保護することにより予防します。

マスターピース水和剤の混用事例

※混用で使用するときは一度確認してみてください。薬害は出ませんが、効果が落ちる場合がありますので注意が必要です。

特長

  • バイオフィルム形成能力がある微生物で、作物の傷口を効果的に保護します。
  • 細菌病はカビの病気に比べて増殖力が高いため、感染タイミングに合わせて予防散布してください。
  • 降雨による効力に対する影響が少ないです。
  • 作物に対する汚れは極めて少ないです。
  • 多くの殺菌剤や殺虫剤との混用事例があります。
    • 混用できない作剤においても、1日以上空けての近接散布が可能です。
  • 使用回数制限がなく収穫前日まで使用することが出来ます。
  • 各種薬剤耐性菌に対しても効果的です。
  • 有用昆虫等への影響がほぼありません。
  • 減農薬栽培、無農薬栽培等のJAS認証制度に適しています。
  • 従来の生物農薬に比べ低い温度域においても効果を発揮します。
  • 作物に対する薬害リスクは非常に小さい薬剤です。

ブロッコリーの軟腐病・花蕾腐敗病に

ブッロコリー栽培をしていると夏から秋口にかけて、長雨や曇天で湿度の高い日が続いたりと栽培が難しくなってきております。細菌性病害では、花蕾腐敗病、黒斑細菌病、黒腐病、軟腐病が発生するので対策が課題となっていると思われます。

【使用例 細菌性病害を防除】

生育初期   → 無機銅剤

生育中期   → 無機銅剤、もしくはスターナ、ナレート等

生育後期   → マスターピース

収穫前日まで → マスターピース

マスターピース水和剤は花蕾出蕾期前から使用をお薦めします。

また、降雨の影響が少ないので降雨前後に予防しておくことが肝心です。

使用上の注意事項

  • 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
  • 本剤の有効成分は生菌ですので、開封後はすべて使いきってください。
  • 予防効果が主体なので、発病前から発病初期に7~10日間隔で散布してください。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせて調整してください。
  • 適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。
  • 本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることをお勧めします。

保管時に対する注意点

直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低湿で乾燥した場所に密封して保管してください。夏場は冷蔵庫保存(10℃以下)が望ましいです。
※常温で保存する場合は、お手元に渡ってから1年以内にご使用ください。

株式会社ニッソーグリーンへのリンク

マスターピース®水和剤へのリンク

マスターピース水和剤混用事例へのリンク

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