『スピノエース™顆粒水溶剤』

『スピノエース™顆粒水和剤』

日本農薬株式会社より、天然物由来成分『スピノエース™顆粒水和剤』(IRACコード:5)が発売されております。

●カルコバ(スピノサド)接種後の症状

昆虫の神経伝達に作用し、異常興奮を引き起こします。昆虫の筋肉を痙攣させ、麻痺させた後、死に至ります。

特長

  • コナガ、オオタバコガなどのチョウ目害虫、ハモグリバエ類、アザミウマ類に優れた効果を発揮する。
  • 70を超える多くの作物に使用できる天然物由来の殺虫剤。
  • 天然物由来で日本農林規格(JAS)の有機農産物栽培において使用できる。
 

有機JAS規格別表2の農薬

マシン油剤、銅水和剤、生石灰、性フェロモン剤、天敵など生物農薬、スピノサド水和剤、他(一部化学合成農薬を含む)

慣行栽培 〇 使用可
特別栽培 ※ 〇 使用回数にカウントされない
有機栽培 〇 農作物の被害が予想される場合に使用可

※慣行栽培と比較して削減対象農薬の使用回数が50%以下

有機農産物・特別栽培農産物と スピノエース

有効成分のスピノサドは、有機JAS規格の基準に合致する資材(別表2の農薬)として記載されていますので、有機農産物に使用する事が出来ます。また、特別栽培農産物の使用回数にカウントされない農薬としても認められています。

殺虫スペクトラム

チョウ目害虫、アザミウマ類に優れた効果を示します。

※ハモグリバエ類にも効果は高いですが、カメムシ目、ハダニ類は効果は低い(※コナジラミの登録はございません)

 

対象害虫 効果 対象害虫 効果
アザミウマ目 ミカンキイロアザミウマ ハエ目 マメハモグリバエ 〇―◎
ミナミキイロアザミウマ

トマトハモグリバエ 〇―◎
ヒラズハナアザミウマ ナモグリバエ 〇―◎
ネギアザミウマ

〇―◎

カメムシ目 カイガラムシ類 ×

チャノキイロアザミウマ

〇―◎

ウンカ・ヨコバイ類 ×
チョウ目 コナガ アブラムシ類 ×
ハイマダラノメイガ コナジラミ類 ×―△
オオタバコガ コウチュウ目 甲虫類 △―〇
タマナギンウワバ 〇―◎ ダニ目 ハダニ類 ×
ヨトウムシ 〇―◎ ◎:効果高い 〇:効果あり △:効果低い ×:効果なし
ハスモンヨトウ △―〇

使用上の注意

  • 薬剤を調製するときは、薬剤を投入して水となじませてから、かき混ぜてください。一度に薬剤を投入してすぐにかき混ぜると、薬剤が溶けにくくなる場合があります。
  • 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節してください。
  • 本剤は、植物体上での浸透移行性が無いため、葉裏にもよくかかるように散布してください。
  • 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、付近の桑に付着する恐れがある場所では使用しないでください。
  • ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
    • ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
    • 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では、使用をさけてください。
    • 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体など)に対して、周辺で養蜂が行われているか確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
  • 使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ってください。散布器具及び容器の洗浄水は河川などに流さないでください。また、空容器は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
  • 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
  • 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。

コルテバ・アグリサイエンスへのリンク

日本農薬株式会社へのリンク

スピノエース顆粒水和剤へのリンク

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