『サイモディス®DC』
シンジェンタ ジャパン株式会社より、幅広い害虫を長期間防除する『サイモディス®DC』(IRACコード:30)が発売されました。

※DC製剤:個体の有効成分が溶媒に溶けている状態の製剤(乳剤と同じ状態)ですが、散布調整時に水に希釈した後は有効成分個体が希釈液に分散している状態(水和剤・フロアブルの希釈液と同じ)で使用される均質な液体の製剤です。日本国内の登録制度上は水和剤として区分されます。
特長
- アザミウマ類、ハダニ類、ハマキムシ類、ゴマダラカミキリ、カメムシ類に高い殺虫活性を示します。
- 特に果樹・茶の重要害虫に対して高い効果を発揮します。
- ハダニ類に対して1か月以上の長期残効を示します。※
- 接触毒および食毒の両方で殺成虫・幼虫活性を示します。
- DC製剤により作物への優れた付着性を実現し、防除効果に貢献します。
- ミツバチ、マルハナバチは散布翌日から導入可能です。
※ハダニ類に対して効果が持続していいのですが、連続散布にならないように必ずローテーションをしてください。ハダニ類に対して抵抗性の問題が発生する場合があります。
主要害虫に対するステージ別活性の有無
サイモディスDCは接触・食毒の両方で害虫に作用し、高い殺成虫・幼虫活性を示します。
| 害虫 | 生育ステージ別の活性 | |||
| ハダニ類 | 卵 | 幼虫 | 成虫 | |
| ― | ◎ | ◎ | ||
| コナジラミ類 | 卵 | 幼虫 | 蛹 | 成虫 |
| ー | ◎ | ー | ◎ | |
| アザミウマ類 | 卵 | 幼虫 | 蛹 | 成虫 |
| ー | ◎ | ー | ◎ | |
| コナガ | 卵 | 幼虫 | 蛹 | 成虫 |
| 〇 | ◎ | ー | ◎ | |
有用昆虫に対する影響
ハチに対する影響
| 虫種 | 影響日数 |
| セイヨウミツバチ | 1日(翌日導入可能) |
| クロマルハナバチ | 1日(翌日導入可能) |
天敵に対する影響
| 虫種 | ステージ | 影響日数 |
| ヒメカメノコテントウ | 成虫 | 28日以上 |
| コレマンアブラハバチ | 成虫 | 28日以上 |
| タバコカスミカメ | 成虫、若齢幼虫 | 28日以上 |
| タイリクヒメハナカメムシ | 成虫、若齢幼虫 | 28日以上 |
| スワルスキーカブリダニ | 若虫 | 28日以上 |
| ミヤコカブリダニ | 若虫 | 28日以上 |
使用上の注意事項
効果・薬害等の注意
- 使用前によく振ってから使用してください。
- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
- 石灰硫黄合剤、ボルドー液などアルカリ性の強い農薬との混用をさけてください。
- 本剤は植物への浸透移行性がないため、葉裏にもよくかかるように散布してください。
- 害虫抵抗性の発達を防ぐため過度の連用をさけ、可能な限り作用性の異なる薬剤やその他の防除手段を組み合わせて使用してください。
- 果樹のハダニ類に対して使用する際は、抵抗性の発達を防ぐためできるだけ年1回散布とし、作用性の異なる他の殺ダニ剤との輪番で使用してください。
- カラー及び花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないでください。また、使用後14日間は入水しないでください。
- 蚕に対して影響を及ぼすおそれがあるので、養蚕で使用する桑葉にかからないようにしてください。
- マルハナバチ等に対して影響があるので、以下のことに注意してください。
① マルハナバチ等の巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
② 受粉促進を目的としてマルハナバチ等を放飼中の施設や果樹園などでは、散布直後から1日後まではハチを移動させるか巣門を閉じてください。 - 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないよう注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
- 本剤は自動車、壁などの塗装面、大理石、御影石に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないよう注意してください。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において薬害の有無を十分確認してから使用してください。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。
※製品の質問だけの方は、メーカーに直接お問い合わせください。
ご興味あります方、購入ご希望の方はお手数ですがメール、または電話・FAXにてお気軽に問い合わせください。

