２成分の混合により安定した効果『ダブルシューター™SE』
日本農薬株式会社より、天然物由来の２成分(スピノサド・脂肪酸グリセリド)を配合した殺虫剤『ダブルシューター™SE』（IRACｺｰﾄﾞ：－、5）が発売されております。
※™ コルテバ・アグリサイエンス並びにその関連会社商標
※スピノサド（IRACｺｰﾄﾞ：5）
土壌放線菌が産生する活性物質を由来とする殺虫成分であり、アザミウマ類・ハモグリバエ類・チョウ目害虫に優れた効果を示します。
※脂肪酸グリセリド（IRACｺｰﾄﾞ：－）
植物性油脂（天然ヤシ油）を原料とした殺虫剤成分であり、気門封鎖等の物理的作用によりコナジラミ類・ハダニ類等の微小害虫を中心に効果を示します。
特長
- 幅広いスペクトラム
- アザミウマ類・コナジラミ類からハモグリバエ類・チョウ目害虫さらにはハダニ類まで幅広い害虫に対して有効です。特にコナジラミ類には卵〜成虫まですべてのステージに対して効果を示します。
- ２つの有効成分による相乗効果
- 有効成分の単独使用では活性が低い害虫に対しても、２成分の相乗効果で優れた活性を示します。
- 感受性低下個体群にも有効
- 既存の薬剤に対して感受性が低下したアザミウマ類やハダニ類に対しても効果が確認されています。
- サスポ・エマルジョン（SE）製剤
- 性質の異なる２種類の有効成分を微粒子化したSuspo emulsion製剤を採用しています。これにより有効成分の能力を最大限に引き出し、効果の向上ならびに製剤の保存性や希釈液の安定性が優れています。
- 高い付着性
- 植物体への付着性が高く、原則として展着剤の加用は必要ありません。
- 高い安全性
- 哺乳動物、水産動植物に対して安全性の高い薬剤です。
- 起泡性
- 製剤や希釈時の泡立ちがほとんどなく、薬剤調整時の作業性が向上します。
殺虫スペクトル
果菜類や花き類で問題となるアザミウマのほとんどの種類への効果が確認されています。
有用生物に対する影響
【天敵生物に対する影響】
| 天敵 | ステージ | 影響評価 | 影響日数 |
| スワルスキーカブリダニ | 成虫 | × | １４日 |
| ミヤコカブリダニ | 成虫 | × | － |
| タイリクヒメハナカメムシ | 成虫 | × | － |
| タバコカスミカメ | 成虫 | △ | ７日 |
【受粉昆虫に対する影響】
| 受粉昆虫 | 影響日数 |
| セイヨウオオマルハナバチ | ３日 |
| クロマルハナバチ | ３日 |
| セイヨウミツバチ | ２日 |
使用上の注意事項
- 使用前に容器をよく振ってください。
- 使用量に合わせ薬液を調整し、使いきってください。
- 散布の際は、葉裏等に散布むらを生じないように丁寧に散布してください。
- キャプタンを含む農薬またはアゾキシストロビンを含む農薬との同時施肥もしくは近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけてください。
- 花き類・観葉植物に使用する場合は、品種、栽培条件等により花弁、苞、葉に薬害を生じる場合があるので、事前に安全を確認して使用してください。特に結蕾期以降の散布は注意してください。
- 蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、付近の桑に付着するおそれがある場所では使用しないでください。
- ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
- ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
- 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等での使用をさけてください。
- 関係機関（都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等）に対して、周辺で養蜂が行われているか確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係わる情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。使用に当っては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所など関係機関の指導を受けてください。
ダブルシューターSEの1,000倍希釈時は、スピノエースWDG5,000倍＋サンクリスタル乳剤1,200倍相当になります。
有効成分が２成分の相乗効果で優れた活性を示します。
販売：日本農薬株式会社へのリンク
ダブルシューター™SEへのリンク
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